ここではspam一般に対して、気をつけることを書いてみました。
ウイルス(ワーム)の大流行によって、HTMLメールに対する警戒は強くなったと思いますが、それでもウイルスは蔓延しています。
HTML形式は、閲覧者の意思にかかわらずWWW(インターネット上)やローカル(PC)のファイルへアクセスするような動作が可能です。
メールを開いた時に、相手側へこちらの持つ情報を送ったりできるので、spammerが重宝するのがHTMLメールなのです。
HTML形式でなくとも、http://〜などで始まるURI(URL)を記述していれば、多くのMUA(メール・ソフト)では、そこを選択(クリック)することによって、そのページへ行くことができます。
spamのような、見知らぬ相手から突然押しつけられたURIは、その飛び先に何があるか判らないので、通常以上の警戒が必要です。
とあるspamの場合は、
のような形でURI(URL)が書いてありました(これは例)。http://www.*****.jp/index.asp?email=BeLove@S12.xrea.com.jp&pmd=ml&pno=5&m_ml_id=0123456
ここでは伏せましたが、メール・アドレス(email=BeLove@S12.xrea.com)とspamの通し番号(m_ml_id=0123456)が含まれています。
1番目の例と同様に、ここを選択すると、相手側へそれらの情報が送信される仕組みになっています。
また、とある問題を起こした企業を告発しているページへのリンクに見せかけて、アダルト・ページへのリンクが張られていたspamもありました(国際電話ダイアルによる収入目当て)。
これらのように、spamに記載されているURI(URL)へ不用意にアクセスすることは、危険な場合があります。
2002年前半に猛威をふるった「メルアド企画」spamについて例を挙げますが、「懸賞」,「(自称)世論調査」,「(勝手に貼られた)有名企業のバナー」というように、できるだけ巧妙にspam受信者を信じさせよう(騙そう)と二重・三重の罠が仕掛けられていました。
そこまでひどいことは(まだ)そんなにありませんが、他のspamでも、多くの嘘が含まれています。
代表的なのが「ねずみ講」紹介のspamですね。
たいてい「弁護士の言うことには合法だそうです」と記されていますが、弁護士の誰が言った(証拠・根拠)のかはどこにも書かれていません。
また、「ねずみ講防止法」(無限連鎖講の防止に関する法律)を読めば判るのですが、歴然とした違法行為です。
ちなみにねずみ講は、運営・参加しなくとも、勧誘するだけでも罰金刑がありますので、ゆめゆめ騙されませぬようお気をつけください。
(ねずみ講については、spamとは別物なのですが、その勧誘の段階においてspamを用いられることが増え、つい加入してしまうケース(これだけで違法)があるので、ここで特別に注意を書いておきます)
上記の「弁護士の言うことには合法だそうです」について、実例を挙げます。
■参考■(このゲームが「違法」ではないかと思われてる方へ)
★関連記事・関連語意★
関連記事<ある弁護士の意見>
「これはよく言われるネズミ講やマルチ商法とは法律上異なります。」
会員をネズミ算式に拡大させることを条件とする無限連鎖講や連鎖販売取引と関連付けることは、できません。
順番に上位の人がぬけていき、会員が一定数保たれる仕組みになっていますので、違法性は、ないといえるでしょう。
これは、実際のねずみ講spamに用いられた文ですが、まっとうな弁護士がこんなことを言う筈がありません。
先に書いたように、「ある弁護士」と曖昧に書いた時点で、信頼できないものとなっています。
具体的には、順番に上位の人がぬけていき、会員が一定数保たれる仕組みになっていますので、違法性は、ない
とありますが、「ねずみ講防止法」の第2条(定義)において、上位の人がぬけて
いくことは関係がありません。
そもそも、会員が一定数保たれる
のは明らかな嘘です(破綻しない限り増加し続けます)。
参考のため、「ねずみ講防止法」(無限連鎖講の防止に関する法律)の第2条を引用しておきますね。
(定義)
第二条
この法律において「無限連鎖講」とは、金品(財産権を表象する証券又は証書を含む。以下この条において同じ。)を出えんする加入者が無限に増加するものであるとして、 先に加入した者が先順位者、以下これに連鎖して段階的に二以上の倍率をもつて増加する後続の加入者がそれぞれの段階に応じた後順位者となり、 順次先順位者が後順位者の出えんする金品から自己の出えんした金品の価額又は数量を上回る価額又は数量の金品を受領することを内容とする金品の配当組織をいう。
参考:私が実際に受け取ったねずみ講勧誘spam(2000/ 8/21着)
資料:「無限連鎖講の防止に関する法律」の全文