「ここにもシニアなトンデモspammer」

はじめに

※このspammerは、かつてはメイルでのspam行為などを行なっていましたが、現在では「掲示板spam投稿」の方だけを繰り返しているようです

2002年前半を騒がせたspammer「メルアド企画(現POP.JAPAN)」は、なぜか「シニア」という言葉をまるで免罪符かのように使っていたことがありますが、 実は他にも、「シニア」を武器(?)にして、さまざまな迷惑行為を繰り返すspammerが存在するのです。
それが「さわやかさん」こと「さわやか健康プラザ」(「はばたくシニア」・「中高年パソコン普及会」)です。
「さわやかさん」というのはメイルでspamを行なっていたときの自称ですが、その時に迷惑を被った人が多かったので、現在でも一番通りの良い名前とされています。
「さわやか」が共通するからといって、悪質spammer「ロリムトー」が一時期自称していた「さわやか広告社」との関連性はないものと思います、多分。
最近の「掲示板spam投稿」での記名は" 健康でなきゃ〜"(前後に空白文字を入れる場合あり)で、 2004/ 5/14の書き込みを確認していますが、 後述のリストを見て判るように、非常に頻繁に記名を変えています。
実は、ネット上で問題視されたのは「メルアド企画」よりもこちらの方が早く、潰されたアカウントも相当な数にのぼります、すなわち先輩格?

これまでのあらすじ

以前から彼は、さまざまなビジネスを手広くやっており、spamも繰り返していたようなのですが、(悪い方に)有名になったきっかけは、 大手ISP「@nifty」会員を敵に回したことからです(と思います、それ以前にも問題視されていたのかもしれませんが)。
彼のサイトにて、「ニフテイ(原文ママ)メールアドレス300万人分」の販売、そう、spam幇助および個人情報販売という、迷惑千万なことを始めたのです。
当然、@niftyをはじめとする、spamの踏み台とされた各インターネット・サーヴィス業者からは、次々とアカウント剥奪を受けました。
これで反省し更生するかと思うと、そうではないのは、頑迷な「メルアド企画」と同じところです。
彼は、追い出されたISP等をサイト上で中傷し、扱うアドレス数を増やし、ますます攻撃的になりました。

そして数々のISPを流れさまよった挙句、 2002年4月上旬に、ようやくサイトからは「ニフテイ(ママ)メールアドレス販売」についての表示が消えました(この時点ではSANNET会員)。
もっとも、掲示板spamは継続していたのですが……。

それでもひと段落ということで、監視の目を緩めていたら、甘かった。
どうやらSANNETからは、掲示板spam投稿のかどでID停止処分を受けたらしく(2002年6月)、 別ISPに乗り移ったのですが、その新たなる地で、 また@niftyのアドレス販売を始めていました(なぜかAOL憑依時代より値上げしています、そういえば相場(?)よりだいぶ高い……)。

追い出されたところを挙げてみると、判明している分だけでも、 @nifty, ドコモAOL(複数アカウント), OCN, SANNET, Livedoor, isweb(infoseek), goo, HOOPS!, COOL, EXCITE-Japan, メディアネットジャパン, 宝島ワンダーネット, gooside(FC2) , ZEROなど多数あります。

そして2002年10月9日、「会員のメールアドレス販売広告でニフティ申し立て、削除」という記事が、朝日新聞社asahi.comに掲載されました(掲載後3か月が過ぎたので、元記事はasahi.comからは消えているようです)。
(掲載時のURIhttp://www.asahi.com/tech/asahinews/K2002100901077.html
Internet Archiveタイトルだけ確認できます――肝腎の記事はアーカイヴされていません)

その記事を要約すると、ニフティのアドレスCD-ROM販売宣伝をネットに掲示したことに対して、ニフティが広告の削除を求める仮処分を東京地裁に申し立てたが、 2002年10月8日の審尋(審訊)にて今後の掲示を行なわないことを確約したため、申し立てを取り下げる予定、というもの。
記事と事実とでは細部が喰い違う(後述)ものの、宣伝(開始)時とニフティの調査時期のずれが記事に反映されていなかったと解釈すれば、細かい数字までピタリ一致するので、ほぼ間違いなくこのspammerに対する記事でしょう。
(記事と事実とが異なる点は、2001年12月宣伝となっている大手プロバイダーのアドレス500万人分は実際には2002年2月以降であることと、 CD−ROMを3枚セット1万8940円で販売は2002年6月〜8月頃の値段ということの2点です―― 「中高年パソコン普及会」の収録人数・価格については、ページ末の資料参照)

アドレス販売のページが消えると同時に、他の個人情報販売広告も消えており、spam mailについての問題がひとつ片づいたことになります。
(他のアドレス集や、各種BBSURI、企業のfax番号なども販売していました)
個人情報販売広告の消えたページに代わって、罵詈雑言DoS請負い(「2ちゃんねるを潰す」など)の文章が掲載され、 この点を私は問題視していましたが、2002年12月12日、そのページの記述がなくなったことを確認しました。

問題行為の解決のために

しかしながら、メイル・アドレスなど個人情報の販売ページ・誹謗中傷&DoS請負いページは取り下げられたものの、掲示板spam投稿は継続中です。
法規制のなされたspam mailとは違い、掲示板spamは、実害が起こらない限り、現行法の適用はなかなか難しいのが現実です(特商法・薬事法・健康増進法・景表法などから見てどうかという内容ではありますが)。
しかし、明らかな迷惑行為である掲示板spam投稿は、社会的に問題のある行為なのもまた事実です。
今後の被害者を増やさないために、私たちが採れる行動は、彼(ら)の行為を広く知らしめ注意を喚びかけるとともに、 ISPなどへ対処を求めることでしょう。
ISPの約款の多くは、掲示板spam投稿などを含め、公序良俗に反する行為を禁じているところが殆どで、 法令(特商法など)で明確には裁けなくとも、ISPから警告を出してもらって、問題行為を止めさせることは可能だと思います。

参考リンク

Google検索結果に見る、掲示板spamの実態: [その1] [その2] [その3]
「掲示板spam投稿 対策サイト」BBSのさわやかさんツリー: 『さわやかさん、仙人になるの巻』(過去ログ)・ 『 有名だったんですね、「ひ孫の私」』(現行)
荒らしに遭った2ちゃんねるスレッドの、過去ログ:『ニフメアド352万個売ってナニがわるい?!』(2001/12/24〜2002/ 8/29) (600KBを超える巨大ファイル)
高崎さんの「私的調査会掲示板」の過去ログ:『悪質ニフティメルアド販売業者への対処苦労記録』『会員のメールアドレス販売広告でニフティ申し立て』

資料1:掲示板spam投稿時の記名一覧

おおむね古い順です。
前後に空白文字などを何個も入れる場合があります。

資料2:このspammerの@niftyアドレス販売のあゆみ

時期は多少前後しているかもしれません。
(セット売りではなく、バラで売っていました)

2001年10月中旬
他のアドレスは販売していたが、@niftyアドレスの販売は確認できず
2001年12月中旬?
300万人分販売と宣伝
2001年12月19日頃
352万人分(12月20日編集分の収録人数)
2002年1月頃
FD225枚 2万人2,300円×225(計517,500円/450万人)――CD-ROM販売もあったのかも(手許資料なし)
2002年2月頃
CD-ROM3枚 160万人5,700円×2+180万人6,700円(計18,100円/500万人)
2002年4月上旬
アドレス販売の記事が、いったんサイト上から消える
2002年6月頃
CD-ROM3枚 160万人5,980円×2+180万人6,980円(計18,940円/500万人)
2002年8月頃
CD-ROM5枚 115万人9,880円×5(計49,400円/575万人)
2002年9月中旬
価格等は同じだが、(2002年9月上旬編算(原文ママ)の記載が加わる
2002年10月1日?
アドレス販売の記事がサイト上から消える(9/27〜10/ 8の間に取り下げられた模様)

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